恋愛関連のイベントとして、クリスマスなどがありますがバレンタインデーもかなり大きなイベントだと思います。
この時期は気にしていなくても必ずチョコレートがもらえた、もらえなかったなどが話題になるので避けて通れません。
そもそもバレンタインデーという風習は何で始まったのでしょうか?
今回はバレンタインデーの雑学を書いていきたいと思います。
さて、まず日本型バレンタインデーはいつ頃から広まったのでしょう?
バレンタインデーは、元々ヨーロッパで広まりました。
日本に伝わったのは昭和30年(1955年)頃ですが、当時はあまり受け入れられる事はなかったようです。
現在主流となっている女性が男性にチョコレートを贈って告白する日本型のバレンタインデーとして定着してきたのは、昭和50年(1975年)頃といわれています。
日本型バレンタインデーの特徴はざっくりまとめるとこちらです。
①贈り物にチョコレートが重視される(欧米では様々な物が贈られる)
②女性から男性への贈答である(欧米では男女双方向)
③女性の愛情表現の機会と認識されている(欧米では男女共通なのでお返し、ホワイトデーという習慣はない)
日本型バレンタインデーが広がりを見せた昭和50年頃、定着するや否や、独自の進化を遂げていきます。
時代とともに、本命チョコしか存在しないはずのチョコが、義理チョコ、逆チョコ、友チョコ、自己チョコ、と様々なこじつけと相まって、何でもありとなっているようです。
日本型バレンタインデーはチョコレート業界が仕掛けた陰謀とよく言われていますが、絶対的な根拠はないようです。
バレンタインデー定着の過程には、小学校高学年から高校生の主導的な選択があったことが指摘されています。
今でこそ、SNSなどの力もありユーザーがブームの火付け役となり、そのブームにメーカーが乗っかる事が日常化していますが、昭和50年といえばビル・ゲイツがマイクロソフトを設立した年です。
まだまだユーザーが広く情報発信できるような手段は皆無に近い時代です。
第二次ベビーブームと呼ばれた昭和46年から49年。
4年連続で年間出生数200万人を超えました。
この時期に生まれた世代がいわゆる団塊ジュニアです。
つまり子供の数が異様に多かった時代です。
当時の小中高生にウケれば、その口コミによる影響力は凄まじかったというわけですね。
日本特有のバレンタインデーにチョコを。
この起源には諸説あります。
モロゾフ説や、メリーチョコレートカムパニー説、伊勢丹説や森永製菓説、ソニープラザ説等様々です。
1936年にモロゾフが当時東京で発行されていた英字新聞に掲載した「あなたのバレンタインにチョコレートを贈りましょう」が確認されている最も古い広告だといわれていますね。
バレンタインデーにチョコを言い出した企業と流行らせた企業は同じとは限らず、いずれの説も日本型バレンタインデーが定着した頃より数十年前の出来事と伝えられています。
当時の言い出した段階でチョコレートを贈るという習慣が定着しなかった事から、諸説は日本型バレンタインデーの普及後に、改めて各社が自社宣伝の為に競って起源を主張したものであるという見方もあります。
つまり、バレンタインデーはチョコレート業界の陰謀と決めるには根拠が不足しているのが実態です。
以上の経過からも、日本型バレンタインデーの普及は当時の小中高生の影響力が大きかったと考えるのが自然ですね。
クリスマスと同じく、カップル成立の確率の高いバレンタインデー。
婚活を頑張っている方にも素敵な恋愛のチャンスかもしれません。
是非この機会に気になる異性にチョコレートを贈ってみてはいかがでしょうか?